ダサイのモノづくりダサイのモノづくり

グラントワ(島根県芸術文化センター)様の成功事例

グラントワ(島根県芸術文化センター)

「手にとって見ることが必要だと考えた」

内藤廣建築設計事務所様に設計提案をしていた石州瓦工業組合の担当者様は、組合に提示された「壁瓦」の形状が設計者様が描いたパースであり、これを基にデザイン検討(関係各所との必要な情報の共有化)を進めるのには、3Dモデルが絶対に必要であると考えていました。

  • 光造形により、一個のモデルを制作

    光造形により、一個のモデルを制作

    担当者様が考えたのは、設計者様のイメージ(モノクロの鉛筆デッサン)を確定するために、次の要件を満たすモックアップモデルを作る必要があるということでした。

    1. 想定される「壁瓦」(石州瓦を作るということはあらかじめ発注者様である島根県との合意事項の大きさ、厚みなどの形状を正確に反映したものであること。)
    2. 着色が可能で、仕上がりイメージを作りやすいこと。
    3. 設計者様が抱いているイメージに基づいて必要な場合は手加工による補正が可能なこと。
    4. 製造者様側(瓦工場)が製造ラインとの取り合いを検証できるモデルであること。
    5. 壁瓦施工者様側が取り付け方法の検討をする際に試行できる材料強度モデルを作った材料を持っていること。
  • 手加工で修正可能な素材を設計者様に提示

    手加工で修正可能な素材を設計者様に提示

    現地設計者様の合意が得られましたので、複数個のモデルを作ることを検討した結果、樹脂石膏を素材として作るという結論に達しました。
    ダサイ様と相談し、同様の形状を作るために、エンジニアリングウッドによってメス型を作りそこに石膏を流し込むことで複数個の石膏によるモデルを作りました。

    これで必要な場合には、手加工で修正が可能な素材による複数個のモデルでの意匠確認作業が可能になった訳です。

  • 試作モデルを使った設計検証の積み重ね!

    試作モデルを使った設計検証の積み重ね!

    何回かのやり取りの後に形状が決定しましたので、実材料での試作をするために、試作プレス型を製作しました。

    その試作型を瓦工場様に納入し、各所の承認が得られた後に量産型を納入したという次第です。

  • クライアント様側の反応

    クライアント様側の反応

    内藤廣建築設計事務所様の反応としては、3Dモデルがある事でイメージを固める作業がやりやすかったと聞いています。

    製造者様側、施工者様側においても、設計の初期段階で問題点の抽出、検討が行えてよかったと好評をいただきました。デザイン検討に平行して、製造・施工の検討を進めることができ、設計から施工までの工程を間延びしない状態で進めることができる。

ダサイ担当者からのコメント

プレゼンテーションの段階からプレス型納品までを一貫して担当させて頂きましたので、コスト削減・機密保持・情報の共有などの点でお役に立てたと思います。